近年、日焼け止めをチェックすると「アルコールフリー」と書かれている商品を多く見かけませんか？
化粧品なのにアルコールが入っているとはどういうことか、この記事では成分の特徴や安全性について詳しくご紹介します。
また、アルコールフリーかつおすすめの日焼け止め商品をご紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。
日焼け止めに配合されるアルコールとはなに？
化粧品にはアルコールが配合されているものと、そうでないものがあることを知っていましたか？
化粧品に含まれているアルコールは、お酒に含まれる成分と同じもの。化粧品には肌に塗布できる「エチルアルコール」と呼ばれる成分が配合されています。化粧品成分一覧では、「エタノール」と記載されているため、お手持ちの化粧水や日焼け止めをチェックしてみてください。
エタノールは殺菌や消毒にも使用できる医療分野でも必要な成分のため、肌に悪いものではありません。少々刺激があるため、大量に配合されることはないでしょう。
化粧品には必要最小限の量が配合され、安全に使用し続けられるように加減されています。日焼け止めにもアルコールが配合された商品は多々ありますが、肌質によっては不向きなこともあるため注意が必要です。
肌にはアルコールフリーの日焼け止めがいい？
アルコールこと「エタノール」は刺激があるため、肌に塗布すると赤みやかゆみが出てしまう方もいるでしょう。今まで化粧品でかぶれなどの症状が出たことのある方は、成分をチェックしてみてください。エタノールの記載があれば、アルコールに弱い肌質なのかもしれません。
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普段はなんともなくても、体調や肌の状態によって肌が刺激を感じてしまうこともあるでしょう。季節の変わり目や花粉症、生理前には突然アルコールで反応が出てしまうなんてことはありませんか？
自身で肌が弱いと自覚している方、肌の状態がよくないときには、アルコールフリーの日焼け止めを使用するのがおすすめです。せっかく紫外線から肌をガードできても、肌そのものに負担をかけるのはよくないもの。日焼け止めを購入する際には、成分表から「エタノール」の記載をチェックしてみましょう。
なぜ日焼け止めにアルコールを入れるの？
肌に良くない成分ならば、わざわざ日焼け止め商品に配合しなくてもよさそうなもの。ですがアルコール成分である「エタノール」にも、化粧品に配合すると下記のようなメリットがあります。
- 殺菌効果が期待できる
- 収れん作用があるため、毛穴を引き締めて余分な皮脂の分泌を抑える
- 熱で揮発しやすいため、清涼感が得られる
日焼け止めを活発に使用する夏場であれば、汗や皮脂の過剰分泌や毛穴の開きに悩まされる人もより多くあらわれるでしょう。肌もほてって不快なもの。塗るだけで清涼感を得られる日焼け止めがあれば、積極的に使いたくなってしまうかもしれません。
特に近年は肌に塗ってベタベタする日焼け止めよりも、すばやく肌になじんでサラサラとした質感になる日焼け止めの方が好まれています。ただでさえ汗でべたつく季節だからこそ、質感にこだわる方も多くなるでしょう。
ニキビや吹き出物が気になる方、オイリー肌の方にとってはアルコールを配合することでメリットを感じることも多々あります。
アルコールフリーの日焼け止めなのに「エタノール」の表記？
成分一覧からエタノールをチェックすると、「フェノキシエタノール」という成分を発見することがあります。特にアルコールフリーと明言している日焼け止め商品にも配合されているため迷われてしまう方もいますが、通常のアルコールとは異なります。
フェノキシエタノールは化粧品の防腐剤として配合されており、従来の防腐剤として使用されてきた「パラペン」よりも刺激が低いと言われています。
どのような化粧品も時間を置けば品質が悪くなり、変色や異臭を放つようになります。開封すれば雑菌が入り込み、より菌が増殖して腐敗が進むのです。異常を察知できない状態で肌に塗布すれば危険なので、最低限の防腐剤を配合した化粧品でなければ安全に使い続けることが難しくなります。
特に日焼け止めは高温多湿の環境で管理することも多く、品質劣化が気になる化粧品の一つといえるでしょう。そのため防腐剤である「フェノキシエタノール」の配合が必要になりますが、これはアルコールである「エタノール」とは性質が異なるため、名前は似てますが違う成分であることを認識しておいてください。
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敏感肌にもOK！デイリー用アルコールフリー日焼け止め商品
紫外線をカットしながらも肌に負荷をかけ過ぎない、敏感肌でも使えるアルコールフリーの日焼け止め商品を2つご紹介します。
アルコール成分だけでなく、なるべく肌に優しい成分のみで作られた商品を使いたいという方は、ぜひチェックしてみてください。
マミー UVマイルドジェルN
SPF33・PA +++
クマさんの形をしたこちらの日焼け止め商品は、アルコールフリーだけでなく無着色かつ無香料の無添加にこだわっています。
敏感肌や子供でも使いやすいよう低刺激にこだわり、さらにホホバオイルなどの天然オイルも配合されています。
ベタつかないジェルタイプ仕様でキシキシしないため、かわいい見た目ながらも大人にも嬉しい美容成分がたっぷりと含まれています。
d プログラム アレルバリア クリーム
SPF30・PA+++
アルコールだけでなく、埃や花粉にも反応してしまう敏感肌におすすめの日焼け止め兼クリームです。顔専用ですが空気中の微粒子から肌を守りつつ、日焼け止め効果も期待できる美容クリームとしてお使いいただけます。乾燥しがちな肌をしっとりと、長時間うるおいをキープします。
クレンジングを使用しなくても石けんで落とせるため、肌になるべく負担をかけたくない方に向いているでしょう。
しっかり紫外線をガードする！アルコールフリーの日焼け止め商品
長時間の外出時やアウトドアではやはり日焼け止めにより高い効果を求めたいもの。SPF値やPA値が高く、アルコールフリーの日焼け止め商品を2つご紹介します。数値は高くても紫外線吸収剤不使用の肌への刺激が少ない商品をご覧ください。
ノブ ＵＶシールドＥＸ
SPF50+・PA++++
アルコールフリーかつ低刺激にこだわりながらも、なめらかな使い心地に満足度が高い日焼け止め商品です。白浮きせずお肌をしっかり紫外線から守りつつ、乾燥からも防ぎます。ノンコメドジェニックテスト済みのため、ニキビが気になる方でも使用しやすいでしょう。
ウォータープルーフ仕様のため汗をかいても安心ですし、石けんでオフできるためクレンジングによる負担をかけたくない人に向いています。
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アクセーヌ スーパーサンシールド ブライトフィット
SPF50+・PA++++
独自技術によって汗や水をはじくコーティング力で肌を守る日焼け止め乳液です。アルコールフリーを始めとした低刺激性だけでなく、透明感やツヤを与える美肌効果も期待できます。こちらもノブ ＵＶシールドＥＸ同様に顔とボディに使用でき、石けんでオフすることができます。
自然なツヤを感じる、みずみずしさを演出したい方におすすめの商品です。
まとめ
アルコールフリーの日焼け止め商品についてしっかりと理解すれば、自分にあった最適な商品を見つけることができるでしょう。
成分や特徴をチェックしつつ、安心して使える日焼け止めを見つけてみてください。
