顔もボディもしっかり日焼け止めを塗っている方、唇はどうしていますか? 特に何もしていないという方、要注意! 唇だけが老けてしまうかもしれません。
唇に使える日焼け止め対策とおすすめのリップクリームをご紹介しますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
唇も日焼けする?老化や病気を引き起こすことも!
顔にはしっかりと日焼け止めを塗っているけれど、唇は何もしていないという方……いますよね? 同じ場所にあるのに、唇だけ日焼け止めを塗らないのは不自然なもの。肌ではないから関係ないと思ってしまっていたら要注意です。
唇にとっても紫外線は刺激。放っておけば下記のような症状が出てくることもあります。
- 乾燥がひどくなる
- 皮がむけて出血する
- 炎症を起こしてヒリヒリする
- 老けた唇になる
紫外線は肌だけでなく唇も乾燥させてしまうもの。また、うるおいや弾力を奪うことにより、若々しさをなくさせてしまうこともあります。カサカサとして縦じわの多い唇、色素沈着を起こしたくすんだカラーの唇。これらは紫外線によって作られることもめずらしくありません。
強い日差しに長時間さらされると炎症を起こすだけでなく、水ぶくれができてしまうこともあります。口唇ヘルペスを発症したことがある方なら、再発の恐れもあるでしょう。
顔や体の日焼け止め対策同様、唇も紫外線からしっかりと守っていきましょう。
唇の日焼け止めはどうすればいい?簡単な対策法とは
唇の日焼け対策には帽子をかぶる、日傘をさすという方法の他に、マスクをするという方法も。ただし、シーンによってはどれも難しいこともあるでしょう。
一番簡単なのは、UVカット効果のある日焼け止めリップクリームを塗ることです。メイクの下地としても使えますし、すっぴんのときにもサッと塗れるもの。SPF15以上、PA+以上の表示があるアイテムを選んでください。
顔に塗布する日焼け止めアイテムを唇に塗るのはNGです。皮膚と粘膜では働きも性質も異なるため、併用することはできません。
リップクリームは製品によってオイル焼けをしてしまうものもあるため、塗布して20分~30分後に外出するのがおすすめです。
日焼け止め以前の問題?夏の唇に向かないリップクリーム
リップクリームにはさまざまな種類があります。せっかく紫外線カット効果があっても、使いにくければ効果が半減してしまうことも。まめに塗り直すのが面倒になって、日焼け止めとして使いにくいアイテムもあります。
それはチューブタイプ、またはバームタイプのリップクリーム。
小さなチューブに入ったクリームタイプのリップクリームは、柔らかくて使いやすいという方もいる一方で、暑い季節には中身が柔らかくなり過ぎてしまうこともあります。蓋をしっかりと閉めておかないと、ポケットやバッグの中で中身が出てきてしまうなんて事態にも。
暑い場所に放置しておけば、中身が劣化したり分離したりしてしまう恐れもありますし、唇にしっかりフィットしにくいでしょう。
小さな缶や、プラスティック容器に入ったバームタイプも同様です。指先や綿棒などで中身を取り出す必要があるため、外出先によっては使いにくいことも。大量に塗布すればベタついてしまい、暑い夏には不快になることも多々あるでしょう。
秋冬には柔らかな使い心地が魅力のリップクリームですが、暑い時期には管理や取り扱いに注意が必要になりやすいもの。では、夏にはどんなタイプのリップクリームが向いているのでしょうか?
夏の唇にはどんな日焼け止めリップがおすすめ?
夏の唇には、熱さに負けず溶けにくいスティックタイプのリップクリームがおすすめです。クルクルっと回してサッと塗れるため、こまめな紫外線対策ができるでしょう。
冬には摩擦が刺激になっても、夏には唇の体温も上がるため、スーッと伸ばしやすいはず。もちろん強引にグイグイと伸ばすのはNGですが、優しく伸ばせば問題ありません。
保湿力がありつつも、ベタつかないものが使いやすいでしょう。紫外線は唇を乾燥させてしまうため、保湿成分が含まれているものを使用するのが望ましいのです。
使い心地をアップさせたい方は、清涼感が心地良いメントール配合のものや、フレッシュな香料が含まれているものを選ぶのもおすすめです。ただし唇が荒れやすい方は、夏でも保湿力を重視し、極力香料などの含まないアイテムを選んでください。
紫外線から唇を守るリップアイテム5選
いざ探してみると、日焼け止め効果のあるリップアイテムはとても沢山あるもの。そんな中からおすすめの商品を5つピックアップしました。
アルビオン スーパーUVカット リッププロテクション
SPF25 PA++
紫外線のUVAとUVBをどちらもしっかりカットしながら、うるおいも守るリップクリームです。3mm~5mmほど出し、軽いタッチでスルスルと伸ばすだけ。唇に保護膜を作り、紫外線と乾燥からしっかりとバリアします。
安全性の高いワセリンをベースにしながら、ヒアルロン酸Naやコラーゲン、セラミド2など、確かな保湿成分を配合しているのは嬉しいですね。柔らかいため、出し過ぎには注意しましょう。
スキンアクア リップケアUV
SPF22 PA++
「紫外線から唇を守る!」と大きく記載されたパッケージに入った、ロート製薬から発売されているリップクリームです。どこでも購入しやすく、価格もリーズナブル。スーパーヒアルロン酸・アロエベラ葉エキス・コラーゲン・スクワランの4つのうるおい成分によって、紫外線で乾燥した唇を保湿します。
ベタベタせずに唇になじむため、汗をかく季節でも気持ちよく使えるもの。フレッシュミントの香りでリフレッシュしながら、しっかりと日焼け止め対策ができます。
オルビス リップサンスクリーン(R)
SPF22 PA++
紫外線をカットしながら、薄く色づくタイプのリップクリームです。下地にはもちろん、ナチュラルメイクの代わりにも使えます。くすみをカバーしながら、ほどよいツヤを見せてくれるでしょう。
無香料かつ紫外線吸収剤は不使用、アレルギーテスト済みの商品です。植物性の保湿成分を配合し、紫外線と外気による乾燥から、優しく唇を守ってくれます。唇が荒れやすい方、簡単メイクとUVカットを同時に行いたい方には便利でしょう。
ポール&ジョー リップスティック UV
SPF25 PA+
リップが猫の顔になったポール&ジョーの話題のリップシリーズには、UVカット力のあるリップスティックも。アセロラ果実エキスやホホバ種子油、マカデミアナッツ油などのオイル成分が唇を柔らかくしながら、乾燥からもしっかり守ります。
爽やかなメントール誘導体が、暑い季節にもピッタリな使い心地に。乙女な容器と可愛い猫の顔にキスする仕様に、トキめいてしまう方も多いでしょう。
DHC UVモイスチュア リップクリーム
SPF20 PA+
ロングセラーを誇るDHCのリップクリームには、日焼け止めができるUVカットタイプも。UVAとUVBの両方をブロックしながら、うるおいもキープします。
オリーブバージンオイルを配合しつつ、ビタミンC誘導体やビタミンEも加えて、くすみがちな唇も明るく整えます。無香料かつ無着色、パラベンフリーのため、敏感な唇にも使いやすい商品です。
まとめ
デリケートな唇こそ、強い刺激となる紫外線を避ける必要があります。乾燥やくすみを引き起こさないよう、日焼け止め商品でしっかりと守っていきましょう。
日焼け止めリップクリームは各ブランドによって特徴のあるものばかり。成分やスペック、価格や見た目によって好みのものを選ぶことができます。
ぜひ、お気に入りのリップを見つけ、唇の日焼け止め対策をしっかりと行っていきましょう。