日焼け止めが服につく!汚さないための対処法と使える商品5選

日焼け止めが服につく 日焼け止めの基礎知識

PR

日焼け止めを塗ると、服に色がつく……。そんな経験をした方もいるでしょう。特に黒やネイビーカラーの服に日焼け止めが付着すると、白く汚れて目立ってしまうことも。

お気に入りのアイテムが汚れるうえに、せっかく塗った日焼け止めが肌からとれてしまっては、なんのために塗ったのかと残念に思ってしまいますよね。

では、どうすれば日焼け止めが服につくのを防ぐことができるのでしょうか? その対処法と、服につきにくいアイテムについてご紹介します。

服につく白い色は日焼け止め成分によるもの

日焼け止めの塗り方

服に白い色が付着する。それは日焼け止めに含まれている「酸化チタン」「酸化亜鉛」によるものです。これらの成分は「白色顔料」と呼ばれ、化粧品では着色剤として位置づけられているもの。ベースメイクに配合すれば、肌を明るく見せてくれます。

酸化チタンや酸化亜鉛は「紫外線散乱剤」として日焼け止め商品に配合され、肌に塗れば紫外線を反射させる働きがあります。

ただし前述のとおり着色剤でもあるため、肌以外のものには白く付着してしまうことがあります。肌には透明色になじんでも、服やバッグには白い色がはっきりと移ってしまうこともあるのです。

白くならない日焼け止め成分は「紫外線吸収剤」

紫外線散乱剤の他には「紫外線吸収剤」と呼ばれる成分もあり、こちらは肌に塗布すると、浴びた紫外線を熱などに変換してしまう働きがあります。肌がダメージを受ける前に、別のエネルギーに変えてしまうのです。〇〇オクチル〇〇ヘキシルオクチルトリアゾンといった成分名で配合されていることが多いでしょう。

これらの成分が配合された日焼け止め商品は、通常白くならず、服に付着する心配もありません。服を汚したくない場合には、紫外線吸収剤が配合された商品を選ぶといいですね。

ただ、紫外線吸収剤にもデメリットがあります。紫外線吸収剤は高い日焼け止め効果が期待できるものの、熱としてエネルギーを放出するため、肌を乾燥させやすい性質があるのです。そのため、肌が弱い方には刺激になることもあるでしょう。時間がたつと効果が薄れるため、定期的に塗り直す必要もあります。

その点、紫外線散乱剤は低刺激のため肌質を選ばずに使えます。紫外線吸収剤が肌に合わないという方には、紫外線散乱剤タイプの方が安心できるでしょう。

紫外線散乱剤入りでも白くならない商品がある!

白くなるのが気になるという方のために、最近では紫外線吸収剤と紫外線散乱剤の両方を配合した商品も目立つようになりました。肌に付着しにくい、さっぱりとした使用感のジェルタイプに配合したり、乾くとサラサラになったりするなど、服につかない工夫もされています。

このような商品を選べば、日焼け止めが服につくのを防ぐことができるでしょう。

白くならなくても注意! 服につかない裏技とは

ワンポイントアドバイス

白くならない日焼け止め商品を選んでも、日焼け止めが服に付着しないというわけではありません。色が無色なだけで、服にベタベタと付着していることがあります。

塗った日焼け止めが服に移ってしまえば、日焼け止め効果が望めないだけでなく、放っておけば生地が黒ずんで汚れたり、服にダメージを与えたりすることも。気づいていないだけで、思いのほか付着してしまっていることがあるのです。

日焼け止めが服につかないようにするには、肌に塗布したあと、乾いてから服を着用することが大事。そして過剰に塗りすぎないことです。

肌になじんでしまえば、服には付着しにくくなります。外出先でも、室内や日陰に入って上着を脱いでから日焼け止めを塗り、肌表面が乾いてから上着を着るようにしましょう。

どうしてもお気に入りの服を汚したくない場合には、服の内側にベビーパウダーをはたいておくのもおすすめです。粉で薄くコーティングすることにより、日焼け止めが服に付着するのを防げます。洗濯すれば簡単に落とすことができますので、ぜひ試してみてください。

日焼け止めが服につきにくい商品5選

紫外線吸収剤を配合した日焼け止め商品はもちろん、服につきにくいよう工夫された商品を5つご紹介します。それぞれ使いやすく、魅力ある商品ばかり。自分好みのものを探してみてください。

ニベアサン ゼロフィーリング UVローション

SPF50+ PA++++

紫外線吸収剤成分を配合した、ローションタイプの日焼け止め商品です。白くなりにくいのはもちろん、すばやく肌になじむため、服がベタベタとまとわりつくのを防ぐこともできます。

サッと乾いてサラサラ肌にしてくれるため、服やバッグにつく心配がありません。お気に入りのコーディネートを楽しむことができますね。

ビオレ UV アクアリッチ ウォータリージェル

SPF50+ PA++++

紫外線吸収剤と紫外線散乱剤の両成分を配合した、ジェルタイプの日焼け止め商品です。ウォーターカプセルとヒアルロン酸などの保湿効果が高い成分を配合することにより、紫外線散乱剤のデメリットを改善させる処方に。

ただし白浮きを感じる方もいるため、乾かないうちに服を着用しないよう注意してください。

なお、同シリーズにはエッセンスという商品もあります。

肌アレルギーなどがなければ、紫外線吸収剤のみで作られたこちらの方が適しているかもしれません。

肌をうるおす保湿UVクリーム 松山油脂

SPF30 PA+++

紫外線散乱剤である酸化チタンと酸化亜鉛を配合していますが、粒子の大きさは10nmや25nmの小さなもの。ナノマテリアルと呼ばれる微粒子タイプです。

成分をナノ化することにより、白さが目立たないようになっています。コーティングを施すことで肌の上にとどまり、紫外線を反射してくれるのです。

白浮きしにくく、肌に刺激を与えないように作られているだけでなく、保湿成分をいくつも配合した、優しい使い心地の日焼け止めクリームです。

アルビオン スーパーUVカットファインコンフォートボディ

SPF42 PA+++

紫外線吸収剤配合の商品です。うるおい成分をしっかりと配合しながらも、サラサラとした使い心地のボディ用乳液タイプの日焼け止め。伸びが良くて重ねてもベタつかないため、外出先での塗り直しにも便利な1品です。

服につかないだけでなく、香りの良さで選ぶ方も多くいます。フレッシュグリーンフローラルの甘すぎない香りは、真夏にもよく似合います。

レ・メルヴェイユーズラデュレ UVプロテクションボディクリームN

SPF50 PA++++

ローズの香りが特徴的な、紫外線吸収剤配合日焼け止めクリームです。ボディクリームのように肌を潤わせながら、女性らしい香りで付け心地を楽しませてくれる商品。日焼け止め特有の匂いが気になる方なら一度は試してみたいタイプでしょう。パッケージの可愛さから、こまめに塗布したくなるという声もあります。

生地にシミを作る心配もないため、服を選ばず使用することができるでしょう。

日焼け止めを塗る以外の対策も有効

日焼け止め対策

日焼け止めは適量をしっかりと塗らないと、塗りムラができて効果が発揮できないもの。また、時間が経ったり汗をかいたりしたら、塗り直さないといけません。

ですが、ムラなく塗れば服に付着しやすくなり、乾きが遅いこともあります。外出先で塗り直すと、十分に乾かす暇がないこともあるでしょう。

そのため、日焼け止めだけに頼らず、日傘や帽子、UVカット効果のある上着やストールなどを活用するのもおすすめです。冷感素材や風通しの良いものなら、長袖でも着心地が良いものばかり。上手に活用しながら、服につきにくい日焼け止めと兼用していくと良いでしょう。

まとめ

服につきにくい日焼け止め商品を選べば、大切な洋服を汚さずに済みます。紫外線吸収剤と紫外線散乱剤について理解し、商品を選ぶ際の目安にしてみましょう。

また、肌に塗布したらなじむまで時間を置くこと。日傘などの日焼け止め対策グッズも活用し、服につきにくくなるよう工夫してみてください。

タイトルとURLをコピーしました